三間オンリーで三段になる過程 第28譜(3000局以上指しての結論) - 将棋のブログ

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三間オンリーで三段になる過程 第28譜(3000局以上指しての結論)

昨年9月から三間オンリーで三段を目指しています。

激指14レーティング戦だけでも2380局、他の激指でも指していて、合計3500局以上を三間オンリーで指したと思います。

いきなり、ここで問題です。

下の局面で先手はどう指すのが正しい応手ですか?

7手先まで読めれば正解とします。

石田14手の局面

正解は下記の棋譜でご確認下さい。


<激指14R戦第2380局>


※棋譜を見るにはFlashを動かせる環境が必要です。


■練習相手に激指を使う利点

戦法を身に付ける場合は、それを試してみる練習相手が必要なわけですが、その相手として激指は結構優秀な相手だったりします。

理由は、こちらが定跡通りに指す限り、定跡手を返してくれるからです。

定跡手が最強手なわけですから、激指との序盤戦は筋の良い指し方を身に付ける棋譜並べと似たような効果があると思います。

私の相振り飛車の修得が遅れている原因は、激指14に相振り三間の定跡が少ないことも理由の一つだと思っています。


■得意戦法を持つことが上達法

将棋はどうやったら強くなるのかとの質問に、得意戦法を持つことを回答する人がたくさん居ます。

三間オンリーをやってみて、それは本当だとしみじみ実感しました。

激指14に定跡がたくさん入っている対抗形に関しては、得意形が出来上がり、どんどん勝てるようになり、それに比例し勝率もどんどん上がりました。

しかし、相振り三間に関しては、開始から十数手ですぐに力戦形になり(そこまでしか定跡手順が入ってない)、激指の棋力によってバリエーション豊かな奇抜な応手により、得意形を作ることが出来ず、未だに毎回、試行錯誤の連続です。


<第2380局直後の成績表>
激指14レーティング戦第2380局 成績表

※もうすぐ三段というよりも、「激指14の攻略度」がもうすぐ三段です(笑)


成績表を見ればわかるように、対抗形に比べると相振り三間の上達はかなり遅れています。これは結局、相振り三間の得意形を持っていないからです。

実は、激指14に対しては少しは勝率が上がる指し方を作っていたのですが、対人には全く通用しないので、その指し方は止めました。

そういうわけで、よっぽど相振り三間が得意な人のことは知りませんが、相振り三間初心者にとって、激指14との対局は上達に向いてないような気はします。

(※激指14相手に相振り三間を使うと、人間離れしたものすごい強襲や、よくわからない無駄な手待ち、上手すぎる受けのいずれかが超高確率で出現する。それをあり得ないポカで調整している感じになる。)

逆に、対抗形だと激指14相手の練習は上達に向いているような気はしました。


■三間オンリーを3500局ほど指した結論

1年掛けて三間オンリーを3500局指したわけですが、この程度の努力では、中飛車に変わるエース戦法にはならなかったというのが結論です。

やっぱり、経験というものを身に付けるためには、対局数も重要ですが、費やした時間も重要なのだろうと思います。

もちろん、集中力も重要なのだろうと思いますが、それについては同じ者がやっているので、中飛車をやっている時も三間飛車をやっている時も大して変わらないはずです。

三間飛車と中飛車では将棋クエストの点数で100点(24なら200点)くらい違うと思います。

ネット将棋では三間飛車で連敗すると、「怒ったどー!」と中飛車を発動してます(笑)

三間飛車を覚えることでプロの振り飛車戦を観るのが、これまで以上に楽しくなったのは事実で、このまま三間飛車を練習し続けようと思います。


長くなったので、今回はこのくらいにしておきます。


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マイナビ 将棋レボリューション 激指14
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コメント
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将棋クエスト

前に将棋クエストで考えさせられる事があったので後日にコメント書こうとしてたのですが、色々忙しかったので一段落するまで、控えてました。
将棋クエストの話ですが、自分は角道を閉じた四間飛車しか指してませんでした。将棋はじめて2年経ちますが今まで角交換された無かったんです。ですが先日、初めて角交換されてしまい、どう指せば良いのか分からず全く勝てませんでした。それから、後手番で角交換された時は中飛車か三間飛車を指しています。20級から昇級した時は石田流での勝利でした。
他の戦法も勉強して気付きましたが自分は四間飛車が好きです。中飛車も三間飛車も楽しいですが、四間飛車が主軸にあると再確認できて良かったと思います。

2016-09-09 23:40 │ from しきな Edit

続けて書いてすみません。

三間飛車対激指、お疲れ様でした。
自分はまだまだ激指に勝てませんが、将棋クエストで頑張ります。
あと、さっきの長文すみませんでした。

2016-09-09 23:49 │ from しきな Edit

得意戦法

毎回、貴重なデータと考察を楽しみながら勉強させてもらってます。


今回の記事で質問なのですが、エース級の得意戦法に仕立てるには懸けた時間が足りないと書かれてましたね。

しかし中飛車の方が指しやすいというのは棋風や相性もあるのでは?と思いました。

相性の良い戦法と悪い戦法があると仮説を立てると、必要な勉強量は違っていて、手の見え方や考え方も戦法の性質に合致しやすく指しやすい=勝ちやすいものになると思いました。

この仮説が正なら、相性の良い戦法を探すには色んな戦法を試すしかないでしょうか?
そして相性が悪い戦法はどこで見切りをつければ良いでしょうか?

もし偽なら、その方が嬉しいです(笑)
時間を懸けて真摯に直向きに戦法を使っていれば、着実にエース級になるのですから、自分のやりたい戦法を頑張って勉強する励みになります。


相振りは私も苦手ですが、挑み続ける姿に勇気をもらってます。

これからも応援してます!
頑張ってください!

長文失礼しました。

2016-09-10 00:53 │ from おぼろ Edit

返信

しきなさんへ

3手目角交換をされたということですね?

将棋ファンの誰もがぶち当たる、困難のひとつだと思います。

私も3手目角交換から筋違い角にされるのが嫌な形のひとつです。

角道を止める四間飛車は大山十五世名人、藤井九段の得意戦法でかっこよいですよね。そのお二方の影響で大ブレイクしたので、定跡も振り飛車の中では最も進んだ戦法だと思います。

将棋クエストはおもしろいですもんね。私もよく遊んでいます。


おぼろさんへ

棋風と相性のはなし、おもしろいですね。関係あると思います。

私の場合、攻めの戦法である石田の上達が最も早く、受けの戦法であるノーマル三間の上達は遅いです。そして、定跡が整備されていない相振り三間の上達が最も遅い、それが現状です。前者二つは私の棋風がよく現れていると思います。

上達には棋風と相性も重要ですが、それと同じくらい、不動の定跡を解説する本があるのか否かも棋力向上の重要なポイントになっていた、それが私に起こっている現実です(笑)

持論ですが、上達の最良の方法は長く続けることだと思っています。

長く続けるためには、やっていることが楽しいかどうかが重要で、全く楽しくないし成果も全く出ないのであれば、そこが見切り時ではないでしょうか。

やりたい戦法がないのであれば、効率を重視して戦法を選んでみるのもありかもしれませんが、やりたい戦法があるのに、それを止める必要があるとは思いにくいです。

そもそも、棋風と相性と定跡書以外に、上達を促す要因はあると思いますし、例えば「やる気」も上達には相当に重要だと思います。

あと、中飛車と三間飛車では同じ振り飛車でも中・終盤の模様は随分違っていて、勝ちに近づけるための判断は実戦を繰り返して経験を積むことで、自分の物差しを作る以外に方法はないようです。

そこは棋風や相性よりも経験の方が重要な気がしました。

尤も私が中飛車や三間飛車を選んだ理由は、かっこよいものに思えた、それだけの単純な理由なので、上の長々とした文章はそういう人の意見であることもご了承下さい。

2016-09-10 15:32 │ from 阪田

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