第2期叡王戦本戦(佐藤名人vs佐々木四段)の感想 - 将棋のブログ

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第2期叡王戦本戦(佐藤名人vs佐々木四段)の感想

10月13日に行われた第2期叡王戦本戦(佐藤天彦名人vs佐々木大地四段)は、136手で佐藤天彦名人が勝ちました。

棋譜と詳しい解説は下記の公式サイトでご覧下さい。

佐藤 天彦 九段 対 佐々木 大地 四段(niconico)


<感想>
本局は名人と新四段の珍しい組み合わせ。

序盤は佐々木四段先手の横歩取りの出だし。

佐藤名人得意の後手番横歩取りに持ち込むとは大胆な、と思いきや、15手目は横歩を取らず▲5八玉!

電王戦でPonanzaがやった手ですが、この前はNHK杯戦で郷田王将がやっていて、最近流行っているのでしょうか?

しかし、結局は横歩取りの定跡形に合流していました。

先にペースを握ったのは佐藤名人。72手で飛車を成り込むと、そのまま一気に決まるかの勢い。

ところが、佐々木四段が師匠(深浦九段)譲り?の根性の将棋で、粘る展開に持ち込み、名人を相手に差を縮める驚愕の指しまわし!

それでも、逆転までは許さないところが、さすが名人。佐々木四段が攻めると得意の粘り強い受けが炸裂し、後手玉はどんどん安全な状態になる、これが本当の名人芸!

感想戦によると勝負が完全に後手に傾いたのは101手▲5四銀。

一見、調子良さそうな後手玉に圧力をかける銀打ちですが、本譜のように飛車銀両取りの△5五金を喰らう筋があり、▲5四銀に変えて▲1四香と一歩を補充し、以下△同銀▲7四歩(桂頭の歩打ち)なら、まだまだ難しい戦いが続いたとのこと。

それでも決着がついたのは136手と比較的長丁場でした。

棋界の最高峰を相手に苦しい局面をも粘り強く指したこの一局は、佐々木四段にとってどのような一局になったでしょうか。

それにしても、やっぱり名人が登場すると、将棋は盛り上がります。

屋敷九段と室谷女流二段による解説もとても良かったです。


<コンピュータの形勢判断>
叡王戦 佐藤名人vs佐々木四段 形勢評価グラフ
※青色は激指14七段+、赤色はGPSfish
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。



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