第2期叡王戦決勝三番勝負第1局の感想
12月4日に行われた第2期叡王戦決勝三番勝負第1局(佐藤天彦名人vs千田翔太五段)は、108手で佐藤天彦名人が勝ちました。
第2局は12月11日(日)に行われます。
棋譜と詳しい解説は下記の公式サイトでご覧下さい。
棋譜中継:第2期叡王戦決勝三番勝負 第1局
<感想>
第2局は12月11日(日)に行われます。
棋譜と詳しい解説は下記の公式サイトでご覧下さい。
棋譜中継:第2期叡王戦決勝三番勝負 第1局
<感想>
序盤は千田五段先手で、横歩取りのような出だしから11手目に▲5八玉と上がる、まるでPonanzaがやりそうな進行。
すぐに飛車角が飛び交う豪快な展開になっていたのですが、しばらくするとそういう将棋にありがちな、落ち着いた展開に変わり、指し手もスローになってました。
千田五段の43手▲8七金。後手の龍を必ず盤上から消す一手にも見えるのですが、それに対する佐藤名人の44手△6九角のタダ捨てが、駒損なしで龍を生かし、後手有利を決定付ける大技。千田五段はその手を見落としていたとのこと。
以降しばらくは、差が広がらなければ、縮まりもせず、両者我慢強く変に形勢を損ねない中盤戦。
形勢が再び動きだしたのは、千田五段の79手▲2七銀から。
龍取りに当てた銀ですが、佐藤名人が選んだのは一番高い駒である飛車との交換ではなく金のほう。そちらの方が、後続の攻めが決まりだし、一気に後手優勢から後手勝ちまで一直線!
変則的な序盤にも隙はなく、さすがは名人でした。
名人の電王戦出場が決まるのか、それともフルセットか!?
11日の第2局は全将棋ファン必見の大一番!!
<コンピュータの形勢判断>

※青色は激指14七段+、赤色はGPS将棋
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。
<みんなの予想>
第2期叡王戦決勝三番勝負の予想(人気ブログランキング)
すぐに飛車角が飛び交う豪快な展開になっていたのですが、しばらくするとそういう将棋にありがちな、落ち着いた展開に変わり、指し手もスローになってました。
千田五段の43手▲8七金。後手の龍を必ず盤上から消す一手にも見えるのですが、それに対する佐藤名人の44手△6九角のタダ捨てが、駒損なしで龍を生かし、後手有利を決定付ける大技。千田五段はその手を見落としていたとのこと。
以降しばらくは、差が広がらなければ、縮まりもせず、両者我慢強く変に形勢を損ねない中盤戦。
形勢が再び動きだしたのは、千田五段の79手▲2七銀から。
龍取りに当てた銀ですが、佐藤名人が選んだのは一番高い駒である飛車との交換ではなく金のほう。そちらの方が、後続の攻めが決まりだし、一気に後手優勢から後手勝ちまで一直線!
変則的な序盤にも隙はなく、さすがは名人でした。
名人の電王戦出場が決まるのか、それともフルセットか!?
11日の第2局は全将棋ファン必見の大一番!!
<コンピュータの形勢判断>

※青色は激指14七段+、赤色はGPS将棋
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。
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2016-12-05 │ 電王戦 │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ .