第10回朝日杯将棋オープン戦決勝の感想
2月11日に行われた第10回朝日杯将棋オープン戦決勝(村山慈明七段vs八代弥五段)は、148手で八代弥五段が勝ちました。八代五段は棋戦初優勝で、本棋戦歴代最年少優勝。また、全棋士参加棋戦での優勝により、六段に昇段。
棋譜は下記の公式サイトでご覧下さい。
棋譜:第10回朝日杯将棋オープン戦中継(朝日新聞)
ニュース記事:八代弥五段、歴代最年少で優勝 朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞)
<感想>
棋譜は下記の公式サイトでご覧下さい。
棋譜:第10回朝日杯将棋オープン戦中継(朝日新聞)
ニュース記事:八代弥五段、歴代最年少で優勝 朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞)
<感想>
戦型は村山七段先手の角換わり。
終盤入り口からしばらくは、八代五段が将棋ソフトPonanzaも「優勢」「大優勢」と評価する時間が続いたのですが、村山七段の果敢な指しまわしで、その評価が一時は互角まで押し戻されていました。
1分将棋のきわどい終盤戦が続き、動画だとかなり見応えのある対局だったと思います。
最終的に敗着となったのは、村山七段の143手▲3七金と見られています。代えて▲3二金ならと言われていますが、はたして。(将棋ソフトと山崎八段の評価が一致)
八代五段は確か斎藤六段とプロデビューが同じで、デビュー当時からその強さは注目されていました。(最初の10戦~20戦くらいまでは、八代五段の方が勝率が高かった)
22歳で全棋士参加棋戦優勝。やっぱり強かったんですね。
なお本局は、佐藤康光会長の現場での初仕事で、動画での解説の時に山崎八段と読み筋が全く合わなかったのは、おもしろかったです。
<コンピュータの形勢判断>

※青色は激指14七段+、赤色はGPS将棋(作成中)
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。
終盤入り口からしばらくは、八代五段が将棋ソフトPonanzaも「優勢」「大優勢」と評価する時間が続いたのですが、村山七段の果敢な指しまわしで、その評価が一時は互角まで押し戻されていました。
1分将棋のきわどい終盤戦が続き、動画だとかなり見応えのある対局だったと思います。
最終的に敗着となったのは、村山七段の143手▲3七金と見られています。代えて▲3二金ならと言われていますが、はたして。(将棋ソフトと山崎八段の評価が一致)
八代五段は確か斎藤六段とプロデビューが同じで、デビュー当時からその強さは注目されていました。(最初の10戦~20戦くらいまでは、八代五段の方が勝率が高かった)
22歳で全棋士参加棋戦優勝。やっぱり強かったんですね。
なお本局は、佐藤康光会長の現場での初仕事で、動画での解説の時に山崎八段と読み筋が全く合わなかったのは、おもしろかったです。
<コンピュータの形勢判断>

※青色は激指14七段+、赤色はGPS将棋(作成中)
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。
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2017-02-12 │ プロ将棋 │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ .