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第42期棋王戦五番勝負第3局の感想

3月5日に行われた第42期棋王戦五番勝負第3局(渡辺明棋王vs千田翔太六段)は、121手で千田翔太六段が勝ちました。

この結果、五番勝負は渡辺棋王の1勝、千田六段の2勝。

第4局は3月20日(月)に栃木県宇都宮市で行われます。


棋譜:第42期棋王戦五番勝負 第3局

昼食:昼食休憩(棋王戦中継plus)

インタビュー:終局直後(棋王戦中継plus)


<感想>
戦型は先手の千田六段が居飛車超速▲3七銀で、後手の渡辺棋王がゴキゲン中飛車。

中盤は千田六段ペースで、渡辺棋王も56手で既に悪いと思っていたようです。

84手の局面では「先手勝勢」と判断されていたようですが、渡辺棋王が粘りを見せ、終盤は千田六段優勢ながらもあやしくなっていました。

特に渡辺棋王の104手△7一金~106手△2四角がかなりの勝負手。実はその瞬間に渡辺棋王の後手玉に詰みが生じているのですが、1分将棋の状況ではプロでも読みきることは無理とのこと。(激指14高速によると27手詰で、七段+では詰みに気付かない)

それで、千田六段が終局後に「(110手が)△9二玉でなく△7三桂打だと」と話しており、一時的に大逆転が起こっていた模様。

そのあたりの一連の流れを見ていて思ったのは、101手はニコ生で観戦者が盛んに推奨していた本譜の▲4二飛(コンピュータ推奨手)よりも、▲5二金の方が人間にとっては優っていたのではないかということです。

第4局はタイトル奪取となるのか、それとも永世棋王に逆王手がかかるのか、はたして。


<コンピュータの形勢判断>
第42期棋王戦第3局 形勢評価グラフ
※青色は激指14七段+、赤色はGPS将棋(作成中)
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。



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