将棋に強くなる方法 パート2 - 将棋のブログ

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将棋に強くなる方法 パート2

ウォーズ3位

上はある日、私が将棋ウォーズをやった時のデイリー成績。

デイリー実力の順位、すごくないですか?棋神とか、使ったこともないのに。

まぁ、実は大したことはないんですけど、庶民レベルとしてはまあまあではないでしょうか(笑)

ところで、以前に書いた「将棋に強くなる方法」は好評でした。


※以前の記事:将棋に強くなる方法


自分自身で何度か読み直しているうちに、幾つか補足したいことが出てきましたので、この記事で補足しておきます。


その6 将棋ソフトと対戦するのも一興!

棋力向上実感時期:初心者~現在

以前、初心者に最適な対局サイトがどこなのかを、アンケートでお聞きした際、その時の記事を読んでくれた方から、初心者の頃は将棋ソフトを相手に勝つ喜びを知るのが良いのではないか、といった内容のご意見を頂きました。

なるほど、私も原始棒銀を覚えて以降は、コンピュータ将棋との対戦を繰り返すことで、将棋倶楽部24で10級の力が備わった経験があります。

私が将棋を覚えた頃は「ネットも無え、道場も無え、将棋ファンもそれほど走って無え」という環境下にあり、ゲーム機用の将棋ソフトが世に出てくるまでは、将棋を誰かと指す機会というのは滅多なことではありませんでした。

現代とは状況が違っても、私が将棋ソフトとの実戦を繰り返すことで、将棋倶楽部24の10級ほどの棋力(推定)になったことは間違いありません。

当時は新しいゲーム機用の将棋ソフトが発売されるたびに、それを買って対局していました。最初は負けるのですが、昔の将棋ソフトは同じ手を返してきてたので、そのうちこちらが攻略して、勝てるようになりました。

勝つためには、随分時間を使って「あーやって、そうやられたら、こう指す」と自分なりに一手一手を注意深く考えて、勝利の栄冠をつかむために頑張りました。

さらに新しいソフトが発売されると、最初は負けるのですが、やはり、そのうち私がコンピュータを攻略する日が来て、勝つことが出来るようになりました。

プレイステーション用の東大将棋が発売された時までは、ずっと、それを繰り返していました。今思えば、私の棋力向上は将棋ソフトの棋力向上と共にあったと言っても、過言ではありません。笑うのですが、全部本当の話です。PCの普及と共に、将棋ソフトの棋力向上が加速して、追いつけなくなりましたけど。

プレステ用の東大将棋や、Nintendo64の最強羽生将棋にも、結構な確率で一発が入るようになった時、将棋倶楽部24の10級位の棋力にはなっていたと思います。

その棋力になるまでに、将棋に関することでやったことの9割以上は、将棋ソフトとの対戦でした。(いや、98%以上かも)

パソコン

それで、どういうソフトと対戦するのが良いのかと言いますと、自分よりも少しばかり強いソフトがベストです。

「あれ?前は自分と同じ棋力の相手がベストと書いてなかった?」と思った人は、記憶力が素晴らしい!

人間相手の時とは違い、ソフトとの対戦は、好きなだけ考えることができます。相手が人だと1手に30分も1時間も考えると、当然嫌がられます。そこが大きく違うのです。

そして、少しくらい強い相手は同じ持ち時間だと勝てないのですが、こちらの方だけが時間をバリバリつぎ込んで、納得する手を指してれば、なんとか勝てるものです。

コンピュータが相手ならば、好きなだけ次の一手を考えることができます。

「好きなだけ次の一手を考える」というそれこそが、将棋に強くなるための重要なことだと思います。そして、今まで勝てなかったものに勝てたときの喜びは、相手が人間だろうとコンピュータだろうと大して変わりません。

ただし、強すぎる相手は駄目です。絶対に勝てないものを相手にするのは、全くおもしろくありません。そういうものと何度戦っても打開策は全く見えてこないし、ほとんど無駄だと思います。

ところで、強い将棋ソフトを人間が自然な手と思える条件付で弱くすることは、滅茶苦茶難しいことらしいです。

例えば激指も、その最低レベルは初心者の自然体とは全く違うので、初心者からは評価が低いです。(序盤は隙が無く有段者、途中からあり得ないタダ捨て連発)

私がこのブログの「三間オンリー」というカテゴリで、激指4と対戦していますが、何故そんな10年以上前のソフトを使っているのかというと、その最強レベルもこちらが時間をたくさんつぎ込めば、普通に勝つことができるからです。

最強レベル以外で遊んでいたら、時々、ギアチェンジして強くなったりするのですが、最強レベルでも何とか勝てる相手がそれをやっても「本気を出しやがって」位にしか思いません。

それが、絶対勝てないソフトにそれをやられると「この過小野郎がー。その段級がそんなに強いわけがないだろうがー。」とストレスを感じます。

とにかく、自分より少しだけ強いソフトに勝つ努力を行い、乗り越えていくことが大事なのです。100回やっても勝てないソフトは、努力が喜びに変わらないし、普通の人だと萎えるだけだと思います。

初心者ならハム将棋がベスト。無料で遊べる有名なブラウザゲームです。

そこそこ強くなってきたら、きのあ将棋もおすすめですが、最強レベルは結構強いです。他にもいっぱいあるので、探してみてください。

プロ棋士が「コンピュータと対局しても強くはならない」と言うのをたまに聞きますが、私にとっては原始棒銀を覚えたレベルから将棋倶楽部24の10級くらいの棋力になるまでは、コンピュータ将棋と対戦することで強くなったのが事実です。

24の二段になっても、三間飛車を覚える際にその練習相手となってくれたのは将棋ソフト激指です。

激指は定跡手順通りに指してくれるので、道場初段クラスくらいになってくると戦型の形を覚える際に無茶苦茶重宝する将棋ソフトだったりします。

プロのことは知りませんが、将棋倶楽部24で二段以下の人は、将棋ソフトが必ず良き練習相手になってくれます。

自分に合った将棋ソフトを使うことが重要なのです。どんなに素晴らしい道具でも使う人次第です。それは将棋ソフトに限ったことではありません。


その7 パッパと指さずに一手一手を考えて指すべし!

棋力向上実感時期:初心者~現在

将棋に強くなる方法を考える際、どうやったら将棋に強くなれないのかを知ることも有効かもしれません。

私も将棋に熱中しだして、何年も棋力向上が停滞した時期があります。共通する理由は幾つかあるのですが、そのうちの一つが実戦で早指しばかりをやるようになったことが挙げられます。

私は将棋倶楽部24で10級の頃から6級になるくらいまでは、持ち時間15分(秒読み1分)ばかりをやってました。10級から6級に到達するまで(400点アップ)、半年も掛かりませんでした。

4~5級くらいになったあたりでしょうか。フリー対局室や旧ヤフー将棋で練習するようになったのですが、早指しの方が手っ取り早く相手が見つかるので、早指しばかりをやるようになりました。

早指しでは、納得出来る手を指せないケースが多く、不本意な手を指して負けた棋譜は見直す気にもなれず、次から次に勝つことばかりを欲し、結局、下手くそな癖がついたまま、それを反復練習する結果となり、棋力は何年も停滞しました。

将棋は考えるゲームなので、考えないと進歩はしないと思います。

考える

それから、上達が遅い人の特徴として、目移りした手をパッパと指すことが挙げられます。

パッパと指すのをカッコいいと思うのは初心者にありがちですが、いっぱしの将棋ファンになれば、もはやそれはカッコいい姿には見えてません。

強い人ほどよく考えることを、将棋ファンならば誰もが知っているからです。

目移りした手を指す前に、もっといい手はないかと、じっくり考えて指せば、それだけのことで少し強くなります。1秒で考えたことよりも、1分使って考えたことの方が優れているからです。


余談ですが、自分が弱くなっている時は、激指レーティング戦を何局かやると、すぐにそのことがレートの変動に現れます。

例えば、ネットで2分切れ負けや3分切れ負けを繰り返していた後で、激指レーティング戦をやると、点数が急降下します。激指は常に同じ強さなので、それを相手に負けまくるということは、つまり、弱くなっているのです。

初心者に限らず、有段者も考えない癖が付いてしまうと、棋力がガタ落ちするのは同じなのです。


その8 強くなりたいという志を持つべし!

棋力向上実感時期:初心者~現在

結局のところ、棋力向上が実現するかどうかは、強くなりたいという気持ちが強いのか、弱いのか、無いのか、それに起因します。

強くなりたいという志を持ち続けることが、将棋に強くなるための究極の方法だと思います。

目標

私は将棋倶楽部24で3級から初段になるまでと、初段から二段になるまでに、4年ほどの期間があるのですが、いずれの時も、初段になりたい、二段になりたい、という強い気持ちが全くありませんでした。

しかし、その域に達したいという強い気持ちを持った時、いずれも、数ヶ月で実現しました。

そうかと言って、初心者がいきなり名人になりたいという志を持ったからといって、数ヶ月では名人にはなれません。本気でそう考えるとしたら、なんと書けばよいのかわからないくらい、つける薬が無い状態です。

何事にも順序が有ります。おおよそ、将棋倶楽部24の初段になるためには、道場初段格といわれる将棋倶楽部24の3~4級になるまでの努力の倍くらいの努力が必要でした。24の初段から二段になるまでには、さらにその倍くらいの努力が必要でした。

努力という言葉を聞くと、イコール苦痛だと思う人も少なくないのですが、そうではありません。

勉強を嫌いな人が、もっといい点を取れるように努力しなさいと小言を言われ、その経験から、努力=苦痛と思う人が少なくないのですが、勉強が本当に出来る人は勉強を嫌いではないので、苦痛を感じることなく次から次に知識を吸収していきます。

同じように将棋を好きな人は、詰将棋を解いたり、定跡書を読むことを楽しいとしか思ってないので、強くなるのに苦労したという認識は少ないはずです。なお、奨励会員とか、そういう限度を超えたレベルでやっている人のことは知りません。

それはともかく、人間というものは、なりたいものを明確にした方が、そこに近づきやすいような気はします。これも将棋に限ったことではないでしょう。

私も、将棋倶楽部24の5級になりたい、初段になりたい、二段になりたい、ヤフー将棋のオレンジになりたい、あいつにだけは勝ちたい、そういう気持ちを強く持ち続けた暁に、それらが実現した、これも本当の話です。

そして、いまは現状に満足し、三段になりたいという気持ちがほとんどないので、棋力が停滞している、残念なことにこれも本当です。



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コメント
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No title

 素晴らしい記事をありがとうございます。これは、いろいろ応用が可能で、私にとっては宝のような文章です。事実は嘘をつかないというか、あいまいな感覚や思い込みでなくきちんと計測・記録したことに基づいてのお話、我が身を振り返ってはっと気づかされることばかりでした。もう3度読み直しました。

 最後のほうで、棋力が向上するにつれてそれまでの倍くらいの努力が必要だったとの記述があり、感覚的にはすごく納得できます。質問なのですが、この「倍くらい」というのは時間的な量とか対局数とか何か具体的なデータがあるものなのでしょうか?

2017-03-17 23:04 │ from age

Re:

嬉しいコメントをありがとうございます。

さて、「倍くらい」というのは正確に計測したわけではなく、一層な努力が必要だったくらいの意味です。計測とかは出来ないと思います。

単純に数値だけで言うと、例えば5手詰めを1000題解いた暁に24の5級になったとして、その後、倍の2000題を解いても、初段にはなれないでしょう。

初段になるためには、9手詰めを苦もなく解けるくらいになる必要があると思います。つまり、目標のレベルが上がると、それに応じた難しいことをやる必要があると思うわけです。時間も大事ですが、内容の濃さも大事だと思います。

私の場合、9手詰めを苦もなく解けるようになったとき、初段にはなりましたが、その後も9手詰め以下を初段になる前よりもたくさん解きましたが、24の二段にはなりませんでした。

しかし、通常の9手詰めの倍かそれ以上の時間を要する難解な詰め将棋や二桁手数の詰め将棋を数百題解いた暁には、二段になりました。

もちろん、それだけが棋力向上の要因ではないのですが、二段になる過程にそのことが有ったのは事実です。

数値とかでは測れないのですが、初段になった時、二段に到達した時に、それ以前の棋力の時よりも倍くらいの苦労をした、という感覚があったので、そう書いた次第です。

2017-03-18 00:10 │ from 阪田

No title

早速のご回答ありがとうございました。
倍の量や倍の時間に取り組むのでなく、倍の難度に取り組まねば向上はないということですね。なるほど。

それで思い出しましたが、米長邦雄さんの「逆転のテクニック(上)」に、「将棋世界の詰め将棋サロンを毎月全題解ければそれだけで四段(五段だったかも)の実力はある」というような記述があったと思います。

私はいつも5〜6題しか解けず、8題全てを解ききったことは一度もありません。そしてここ数年ずっと三段で停滞し続けています。このブログを読んで、考えることをいとわず、強くなりたいという強い気持ちを持ち続けることという言葉にはっとしました。これこそ今の自分に不足しているなあと。

そう簡単に壁を越えられるものではないでしょうが、少なくともやるだけやってみようと、気持ちを奮いたたせられました。
ありがとうございます。

2017-03-18 23:27 │ from age

回答のやり直し

私の説明が下手で紛らわしい内容もあったようで、誤解する人が居るといけませんので、訂正と言いますか、回答をやり直させて頂きます。

(ageさんは将棋に対する抵抗力が強いので倍の難度をやっても凹まないと思いますが、いきなり倍の難度のことをやって凹む人が出てくるといけないものですから)

倍の難度をやればよいという意味ではなく、その段階で少し難しく思えることをやっていたら初段、二段を突破した、そしてその時、その前の段階に達した時よりも、倍くらいの努力があったように思えた、それが私の経験した事実です。

数値では測れない、頑張ったと思えるアバウトな感覚が、それ以前の段階に達した時よりも随分多くあった、そんな感じでしょうか。

長くなってしまいましたが、この記事が何かのヒントになったのならば、それはとても嬉しいことです。四段になれるといいですね。

2017-03-20 00:41 │ from 阪田

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