藤井聡太四段 炎の七番勝負第3局の感想
3月26日にAbemaTVで放送された藤井聡太四段 炎の七番勝負第3局(vs斎藤慎太郎七段)は、91手で藤井聡太四段が勝ちました。七番勝負は現在、藤井四段の2勝1敗。
第4局は4月2日(日)の19時からAbemaTVで放送されます。
<対戦相手>
第1局 増田康宏四段(藤井四段の勝ち)
第2局 永瀬拓矢六段(永瀬六段の勝ち)
第3局 斎藤慎太郎六段(藤井四段の勝ち)
第4局 中村太地六段(4月2日)
第5局 深浦康市九段(4月9日)
第6局 佐藤康光九段(4月16日)
第7局 羽生善治三冠(4月23日)
<ニュース記事>
将棋・藤井聡太四段が快勝で「七番勝負」2勝1敗に 関西の若手エース格を撃破
<感想>
本局も戦型は居飛車党であるはずの斎藤六段がゴキゲン中飛車。(前局も永瀬六段がゴキゲン)
何か期する所があったのかはよくわかりませんが、解説が鈴木八段(振り飛車党)だったので、戦型自体は満足でした。
超速▲3七銀vsゴキゲンの最新形でしたが、最高の見所となったのが藤井四段の37手▲1一銀不成!普通は「成」で銀を取られないようにするところ。
次の38手△3四金で1一の銀が後手の4四の角の利きに入り捕まったように思われたのですが、なんと39手で▲2二銀成と「空成り」と表現して良いのか、「タダ捨て」と表現して良いのか、見たこともない、まるで必至手順で相手の駒位置を限定させる時のような、天才的な手順が出ました。
あの芸術的な手順を見せられると、藤井四段を応援する人は、きっと増えたと思います。感想戦でその時の状況を、藤井四段は「少し苦しいと思っていた」と語っていましたが、名手が出た瞬間でした。
以降はなんとなく、藤井四段ペースに見えて、斎藤七段の猛攻を藤井四段がしっかり受けきり、攻めに転じた時は、明らかに局面は大差でした。
B1棋士を相手に、しかも若い棋士の中でも勢いのある一人を相手に、これほどの大差で勝つなんて、スゴ過ぎて笑うしかなかったです。
きっと本物なんでしょうね。これが実力通りだったとしたら、残す4局は2勝2敗でも全然不思議ではないです。
これは第4局を見たいと思う気持ちがさらに強くなってきました。
<コンピュータの形勢判断>

※青色は激指14七段+、赤色はGPS将棋
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。
第4局は4月2日(日)の19時からAbemaTVで放送されます。
<対戦相手>
第1局 増田康宏四段(藤井四段の勝ち)
第2局 永瀬拓矢六段(永瀬六段の勝ち)
第3局 斎藤慎太郎六段(藤井四段の勝ち)
第4局 中村太地六段(4月2日)
第5局 深浦康市九段(4月9日)
第6局 佐藤康光九段(4月16日)
第7局 羽生善治三冠(4月23日)
<ニュース記事>
将棋・藤井聡太四段が快勝で「七番勝負」2勝1敗に 関西の若手エース格を撃破
<感想>
本局も戦型は居飛車党であるはずの斎藤六段がゴキゲン中飛車。(前局も永瀬六段がゴキゲン)
何か期する所があったのかはよくわかりませんが、解説が鈴木八段(振り飛車党)だったので、戦型自体は満足でした。
超速▲3七銀vsゴキゲンの最新形でしたが、最高の見所となったのが藤井四段の37手▲1一銀不成!普通は「成」で銀を取られないようにするところ。
次の38手△3四金で1一の銀が後手の4四の角の利きに入り捕まったように思われたのですが、なんと39手で▲2二銀成と「空成り」と表現して良いのか、「タダ捨て」と表現して良いのか、見たこともない、まるで必至手順で相手の駒位置を限定させる時のような、天才的な手順が出ました。
あの芸術的な手順を見せられると、藤井四段を応援する人は、きっと増えたと思います。感想戦でその時の状況を、藤井四段は「少し苦しいと思っていた」と語っていましたが、名手が出た瞬間でした。
以降はなんとなく、藤井四段ペースに見えて、斎藤七段の猛攻を藤井四段がしっかり受けきり、攻めに転じた時は、明らかに局面は大差でした。
B1棋士を相手に、しかも若い棋士の中でも勢いのある一人を相手に、これほどの大差で勝つなんて、スゴ過ぎて笑うしかなかったです。
きっと本物なんでしょうね。これが実力通りだったとしたら、残す4局は2勝2敗でも全然不思議ではないです。
これは第4局を見たいと思う気持ちがさらに強くなってきました。
<コンピュータの形勢判断>

※青色は激指14七段+、赤色はGPS将棋
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。
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2017-03-27 │ プロ将棋 │ コメント : 2 │ トラックバック : 0 │ .