藤井聡太四段 炎の七番勝負第6局の感想
4月16日にAbemaTVで放送された藤井聡太四段 炎の七番勝負第6局(VS佐藤康光九段)は、95手で藤井聡太四段が勝ちました。その結果、七番勝負は藤井四段の5勝1敗。
第7局は4月23日(日)の19時からAbemaTVで放送されます。
<対戦相手>
第1局 増田康宏四段(藤井四段の勝ち)
第2局 永瀬拓矢六段(永瀬六段の勝ち)
第3局 斎藤慎太郎六段(藤井四段の勝ち)
第4局 中村太地六段(藤井四段の勝ち)
第5局 深浦康市九段(藤井四段の勝ち)
第6局 佐藤康光九段(藤井四段の勝ち)
第7局 羽生善治三冠(4月23日)
<ニュース記事>
将棋・藤井聡太四段「炎の七番勝負」佐藤康光九段に快勝 最終戦は羽生善治三冠
<感想>
第7局は4月23日(日)の19時からAbemaTVで放送されます。
<対戦相手>
第1局 増田康宏四段(藤井四段の勝ち)
第2局 永瀬拓矢六段(永瀬六段の勝ち)
第3局 斎藤慎太郎六段(藤井四段の勝ち)
第4局 中村太地六段(藤井四段の勝ち)
第5局 深浦康市九段(藤井四段の勝ち)
第6局 佐藤康光九段(藤井四段の勝ち)
第7局 羽生善治三冠(4月23日)
<ニュース記事>
将棋・藤井聡太四段「炎の七番勝負」佐藤康光九段に快勝 最終戦は羽生善治三冠
<感想>
対戦相手の佐藤九段は、名人、竜王を奪取した実績もあり、永世棋聖の資格も持つ最強世代を代表する一人。3月にはNHK杯でも優勝しており、その実力は健在。
本局の戦型は藤井四段が先手で、後手の佐藤九段がダイレクト向かい飛車をやっていました。
佐藤九段が後手番の時はダイレクト向かい飛車を期待する人も多いはずで、注目度の高い本局でそれを見せてくれるあたりは、さすがプロだと思います。
しかし、その独特の駒組みに翻弄されることもなく、藤井四段は本局でも序盤から確実に有利を積み重ねていました。駒組みの段階で既に藤井四段の方が指しやすい旨が解説されていました。
先に動いたのは藤井四段。45手▲9六銀と玉を守っていた銀を端に繰り出すと、47手▲8九飛と飛車を大転換させ、相手玉頭を狙う意表の構想。
その棒銀が強烈で、後手にそれをかわす術は無く、後手陣だけが終盤になる圧巻の攻めが展開されていました。
最後はお決まりのように、解説者も見えない最速の寄せの一手が出たりして、新四段がNHK杯選手権者に快勝してました。
相手七人が決まった時は、「そのメンバー、強すぎるじゃないか~」などと思っていたのですが、5勝1敗となった今、その考えはどこかに吹き飛びました。
来週はいよいよ、最強の棋士・羽生善治三冠が登場。
藤井四段の勝ちこしが決まった今となっては、勝ち負けよりも、二人が公の前で初めて盤を挟んだその対局で、どういう勝負のやりとりを行ったのか。そこが非常に興味深いです。
言うまでもなく全将棋ファン必見で、語り草になることまちがいなしの対局です。
【AbemaTV1周年】藤井聡太四段 炎の七番勝負 第7局 羽生善治三冠戦
<コンピュータの形勢判断>

※青色は激指14七段+、赤色はGPS将棋
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。
本局の戦型は藤井四段が先手で、後手の佐藤九段がダイレクト向かい飛車をやっていました。
佐藤九段が後手番の時はダイレクト向かい飛車を期待する人も多いはずで、注目度の高い本局でそれを見せてくれるあたりは、さすがプロだと思います。
しかし、その独特の駒組みに翻弄されることもなく、藤井四段は本局でも序盤から確実に有利を積み重ねていました。駒組みの段階で既に藤井四段の方が指しやすい旨が解説されていました。
先に動いたのは藤井四段。45手▲9六銀と玉を守っていた銀を端に繰り出すと、47手▲8九飛と飛車を大転換させ、相手玉頭を狙う意表の構想。
その棒銀が強烈で、後手にそれをかわす術は無く、後手陣だけが終盤になる圧巻の攻めが展開されていました。
最後はお決まりのように、解説者も見えない最速の寄せの一手が出たりして、新四段がNHK杯選手権者に快勝してました。
相手七人が決まった時は、「そのメンバー、強すぎるじゃないか~」などと思っていたのですが、5勝1敗となった今、その考えはどこかに吹き飛びました。
来週はいよいよ、最強の棋士・羽生善治三冠が登場。
藤井四段の勝ちこしが決まった今となっては、勝ち負けよりも、二人が公の前で初めて盤を挟んだその対局で、どういう勝負のやりとりを行ったのか。そこが非常に興味深いです。
言うまでもなく全将棋ファン必見で、語り草になることまちがいなしの対局です。
【AbemaTV1周年】藤井聡太四段 炎の七番勝負 第7局 羽生善治三冠戦
<コンピュータの形勢判断>

※青色は激指14七段+、赤色はGPS将棋
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。
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2017-04-16 │ プロ将棋 │ コメント : 2 │ トラックバック : 0 │ .