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第75期名人戦第5局の感想

5月26日・27日に行われた第75期名人戦七番勝負第5局(佐藤天彦名人vs稲葉陽八段)は、107手で佐藤天彦名人が勝ちました。

この結果、七番勝負は佐藤名人が3勝で防衛に王手。第6局は6月5日(月)・6日(火)に山梨県甲府市で行われます。

<タイムライン>
第75期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞)


<感想>
佐藤名人先手で横歩取りとなった本局。17手▲6八玉が勇気流(佐々木五段)と呼ばれているらしく、横歩取りの流行りの形らしいです。

佐藤名人の封じ手(49手)は多くのプロが予想していた通りの▲2四飛でした。

それに対して、後手が飛車を追い返そうと△2三歩を打つと、▲8三歩成△同飛▲2三飛成△同金▲6五角の大技があって、elmoさんや技巧さんが早くも評価値1000点前後を付けていて、稲葉八段が何を指すのかが注目されたのですが、稲葉八段応手は△2二歩。

ひねった一手でしたが、それでも佐藤名人は▲8三歩成~▲6五角を決行し、名人ペースが変わることはありませんでした。

稲葉八段も封じ手の▲2四飛に対して△2三歩と打てなかったのが誤算だったとのこと。

名人が形勢良しと判断した85手▲3七馬、AbemaTVの大盤解説で、門倉五段と三枚堂四段が好手だと絶賛していました。好手だとわかるには、卓越した大局観が必要な気はします。

対局終了後、AbemaTVでは棋譜解説を中心に第5局のダイジェストをやっていたのですが、ニコ生ではあまり見なかった演出で、かなり良かったです。(倉敷美観地区の雰囲気が伝わってきました。デニムとピオーネも覚えました)

さて、後手番が勝つという不思議なシリーズになっていましたが、佐藤名人がついにその均衡を破り、今シリーズで初めてリードしました。

このまま、第6局で決まるのか、それとも逆王手がかかるのか。

第75期名人戦七番勝負、いよいよ、おもしろいことになってきました!


<コンピュータの形勢判断>
第75期名人戦第5局 形勢評価グラフ
※青色は激指14七段+、赤色はelmo
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。



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