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elmoと技巧2とGPSfishとBONANZA6、あと激指14の強さについて語ってみた

elmo対技巧2

第27回世界コンピュータ将棋選手権で優勝したelmo。

今、一番強いコンピュータ将棋ですが、本当に強いです。

数年前まで最強クラスのソフトだった激指14、BONANZA6、GPS将棋が弱く見えるくらい強いです。(いずれも、人間が勝つのは不可能に近いと思いたくなるソフト)

それで、世界コンピュータ将棋選手権で3位だった技巧2との強さの差はどのくらいなのか、景気よく100局ほど対局させてみました。

結果はelmo(エンジンはYaneuraOu2017Early KPPT4.57)の64勝36敗でした。

世界コンピュータ将棋選手権では1勝1敗だったので、まあ、そのくらいの勝敗で妥当なのかなと、思った次第。(※技巧2も恐ろしく強い)


ところで、数年前まで最強ソフトだったGPSfishとBONANZA6の強さの差についても調べてみました。

作業の一連の流れは下の通り。

64bitのPCでGPSfishをダウンロード後対局 → GPSfishが動かない(時間だけが過ぎて行く)
 ↓
再起動後に対局 → GPSの18勝14敗
 ↓
意外に差がないのは、GPSが32bit用のプログラムだからなのだろうかと疑問を持つ
 ↓
32bitのPCで100局を自動対局
 ↓
GPSの67勝33敗
 ↓
念のため64bitで再び対局 → GPSの24勝8敗
 ↓
こうなったら100局までやろうとみたび64bitで対局
 ↓
GPSの30勝6敗

結果としては64bitでもGPSの72勝28敗でした。

ただ、こういう流れを体験すると、GPSは再起動するたびに強くなるのだろうかと、わけのわからんことを考えてしまった次第。

念のために書いておきますと、GPSfishは三浦九段に勝利した恐ろしいソフトで、BONANZA6はそれをチューンアップしたボンクラーズが米長永世棋聖に勝利し、Puellaαが塚田九段と引き分けた恐ろしいソフトです。

なお、どうでもいいことですが、私が「32」という数字にこだわるのは、将棋倶楽部24のレート計算式の影響です。(昔、将棋倶楽部24依存症だったものですから・笑)


それで、開発用のソフトが使うPCによって強さが変わるのは有名な話で、実際は100倍を探索させても100点か150点しか変わらないと思うのですが(過去にBONANZA2で実験済)、また、同じPCで走らせているので強さの差はどれでやっても変わらない気もするのですが、とにかく、他の人のPCではどういう勝敗が真実なのだろうと気になり、少しばかり調査してみました。


すると、なんか、すごいデータに行き当たりました。下のサイトです。

コンピュータ将棋 レーティング(uuunuuun氏が運営)


かなり気合が入ったデータで、将棋関連でこれほどの資料は久しぶりに見た気がします。

この方のデータによるとelmo vs 技巧2は、

elmoの69勝31敗1分
elmoの65勝33敗2分
elmoの69勝31敗

と私の調査結果と似たような数値が出ているようです。


そして、「大樹の枝」を3250点とした場合、レートは

やねうらelmo → 3964
技巧2 → 3792
激指14Pro+ → 3004
GPSfish → 2884
BONANZA6 → 2739
BONANZA1.2 → 2123

と算出されているらしいです。

GPSfishとBONANZA6のレート差も150点ほどで、私が調査した結果と近いと思います。

上記サイトには他のフリーソフトのレートも記載されてあって、非常におもしろく、しばらく見入ってしまいました。

なお、大樹の枝を3250点とした場合のレートなので、将棋倶楽部24のレートとは全くの別物です。

大樹の枝は将棋倶楽部24のレートだと3500~3600くらいはあると思います。また、BONANZAの開発者がBONANZA1の将棋倶楽部24でのレートが2400だった旨をそのホームページに書いています。

テキトーですが、BONANZA6が将棋倶楽部24で3200付近くらいではないでしょうか。(それをチューンアップしたbonkrasが3364点まで到達し、点数の見合う相手が居ないのでそこまでしか伸ばせませんでした。)

それはともかく、非常におもしろいデータで、おかげで私のPCで強さの差を調査しても、近い数値になることがわかりました。


私のPCでやっている時、elmoは形勢判断の正確さはズバ抜けているのですが、詰みに関しては技巧2や激指14よりも劣っているらしく、それが原因で負けているのを何度も目撃しました。(十数手先の詰みを見落としているので、形勢判断が少しおかしい、そういう感じ)

そのあたり、PCの性能を上げても、elmoだけでなく他のソフトの読みの深さも上がるので、同じことなのだろうかと疑問に思った次第。


激指14についても少しだけ書きますと、激指は序盤をパッパッと指すのですが、自分の形勢が悪いことに気付くと、異常に時間を使って考え出したりします。激指は昔からそういうノリで、その思考動作は人間っぽい気もするのですが、何故に序盤で時間を使って考えないのだろうかと思う時はあります。(人間相手の時は時間を使わない方が良いですが、今となっては人間相手の時は全指し手1秒でも、勝てる人間が存在するとは思い難い)

他にもおもしろい実験をやっているので、書くことがまとまったら、もしかすると再び、コンピュータ将棋について書くかもしれません。

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コメント
非公開コメント

私はコンピューター関係が苦手なので、将棋所をパソコンに入れてもそこから使えるように将棋エンジンを入れて動かすまで操作するのはかなり苦労しました。
(GPSfishは何とか動きますが、技巧2とelmoはダメでした。)

私のような機械音痴には激指のような簡単にセットアップ出来る方が良いです。

そんな私でも、苦手でもパソコンに将棋所を入れようと思ったのは、このブログを見て刺激をうけたのが大きかったです。

2017-06-22 18:44 │ from しきな Edit

しきなさんへ

使い勝手が一番良いのはダントツで激指ですよね。

私も将棋の勉強用としてはもっぱら激指しか使わなかったりします。

2017-06-22 19:46 │ from 阪田

あれほど強いelmoでも全勝出来ないなんて驚きました。9割ぐらい勝つのかとおもってました。

2017-06-23 01:00 │ from あーる

あーるさんへ

技巧2もトップレベルの強さを持つソフトなので、それを相手だとさすがに7割弱くらいの勝率になるみたいですね。

2017-06-23 13:16 │ from 阪田

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