第67回NHK杯(山崎八段vs中村七段)の感想 - 将棋のブログ

将棋のブログ ホーム » NHK杯 » 第67回NHK杯(山崎八段vs中村七段)の感想

第67回NHK杯(山崎八段vs中村七段)の感想

7月16日に放送された第67回NHK杯1回戦(山崎隆之八段vs中村太地七段)は、108手で山崎隆之八段が勝ちました。

棋譜は下記の公式サイトでご覧下さい。(月曜日に更新されます)

NHK杯テレビ将棋トーナメント


<感想>
本局の対局者は、両者ともに将棋フォーカスの司会。

実に意外でしたが、初手合いとのこと。

本局は後手の山崎八段が2手目△3二金で、序盤から時間を使う相居飛車の力戦型になっていました。

先に仕掛けたのは後手の山崎八段。(44手△7五歩)

少し無理気味にも見えましたが、数手先の60手の局面では中村七段が本局で最も多い4回の考慮時間を使い、一旦受けてすぐに猛攻を開始したのですが、61手を境にコンピュータの評価値が先手持ちになり始め、もしかするとそこが本局のターニングポイントだったのかもしれません(ソフト推奨は▲5八玉)

それにしても、中村七段の猛攻はすごかったです。その棋風を「バランスの取れた」と評していた解説の森内九段も、「攻め将棋」と訂正していたほどの迫力ある攻めでした。(桂の成り捨てから龍を成り込ませる手順は本当にすごかった)

しかし、82手で山崎八段側に待望の金の両取り△7五桂(しかも、桂を成り込んだ先が玉のすぐ近く)が実現すると、継続手86手△5六桂打、相手の歩頭に打ったその桂馬が、解説の森内九段をも感心させる寄せの決め手で、中村七段の先手玉は一気に寄り形。

以下、二十数手続きましたが流れが変わることはなく、最後は長手数の即詰みで決めて山崎八段の勝利。

序盤から見たこともない形になった、山崎八段らしい一局だったと思います。


<コンピュータの形勢判断>
第67回NHK杯1回戦第16局
※青色は激指14七段+、赤色はelmo
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。

関連記事
コメント
非公開コメント

トラックバック

http://shogikisho.blog54.fc2.com/tb.php/5024-341195b4

将棋ニュース

新刊案内(amazon)


07月24日 先崎学&中村太地 この名局を見よ! 20世紀編
07月24日 解いて強くなろう!将棋ビギナーズドリル 基本編1
07月24日 関西若手棋士が創る現代将棋
07月18日 「観る将」もわかる将棋用語ガイド
07月11日 これだけで勝てる 将棋 序・中盤のコツ
07月09日 マンガでわかる!楽しい子ども将棋入門
07月03日 将棋世界 2018年8月号
06月28日 将棋大観 (プレミアムブックス版)
06月26日 藤井聡太全局集 平成28・29年度版
06月26日 奨励会 ~将棋プロ棋士への細い道~ (マイナビ新書)
06月23日 瞬間を生きる
06月19日 師弟
06月19日 NHK将棋講座 2018年 07 月号 [雑誌]
06月14日 証言 藤井聡太
06月12日 コンピュータ発! 現代将棋新定跡 (マイナビ将棋BOOKS)
06月12日 完全版 詰将棋実戦形パラダイス (マイナビ将棋文庫)
06月12日 【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)
06月09日 心震わす将棋の名対局
06月08日 羽生善治永世七冠 必勝の一手
06月01日 将棋世界 2018年7月号
05月23日 将棋戦型別名局集7 角換わり名局集
05月23日 すぐに使える! 端の絶対手筋 (マイナビ将棋BOOKS)
05月16日 変幻自在! 現代右玉のすべて (マイナビ将棋BOOKS)
05月16日 1冊で全てわかる向かい飛車 その狙いと対策 (マイナビ将棋BOOKS)
05月16日 「次の一手」で覚える 中飛車定跡コレクション404 (マイナビ将棋文庫)
05月16日 羽生善治の3手・5手・7手 ステップアップ詰め将棋
05月16日 NHK将棋講座 2018年 06 月号 [雑誌]
05月16日 やさしくてよくわかる はじめての将棋レッスン: たのしく覚えてみるみる上達する!
05月15日 どんどん強くなる こども詰め将棋 5手詰め
05月10日 棋士という生き方 (イースト新書Q)
05月08日 プロが書けない 「将棋界」
05月02日 将棋世界 2018年6月号

応援してくださる将棋サイト

将棋のブログの人気記事


ブログパーツ