第25期倉敷藤花戦三番勝負第1局の感想 - 将棋のブログ

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第25期倉敷藤花戦三番勝負第1局の感想

11月7日に行われた第25期倉敷藤花戦三番勝負第1局(里見香奈倉敷藤花vs伊藤沙恵女流二段)は、170手で里見香奈倉敷藤花が勝ちました。第2局は11月26日(日)に岡山県倉敷市で行われます。

棋譜:第25期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負 第1局(日本将棋連盟)

昼食:昼食休憩(大山名人杯倉敷藤花戦中継ブログ)

談話:終局直後(大山名人杯倉敷藤花戦中継ブログ)


<感想>
倉敷藤花戦は倉敷市出身の大山十五世名人の功績を称え、その記念館を併設する倉敷市芸文館の開館に合わせて創設された棋戦。「藤花」は倉敷市の花が「藤の花」であることに由来します。

里見倉敷藤花の初タイトルが倉敷藤花だったことも、要チェックポイント。永世位であるクィーン倉敷藤花(通算5期以上)は、清水女流六段(通算10期)と里見倉敷藤花(通算7期)の二人だけ。ちなみに、初代倉敷藤花は林葉直子さん。

さて、本局は伊藤女流の先手で、戦型は相振り飛車。

伊藤女流は振り飛車ではないのですが、相手が振り飛車の時は相振り飛車にする確率が高いので、予想されていた展開。▲向かい飛車+金無双vs△三間飛車+美濃の形になりました。

中盤は里見倉敷藤花ペースで進んでいたと思いますが、次第に伊藤女流の果敢な攻めが繋がりだし、終盤はどちらにも勝機があった大熱戦になっていたと思います。

実際、双方の玉が三段目まで上がった時は、そういう将棋に強いイメージのある伊藤女流が勝ちそうな雰囲気もあったと思います。

しかし、伊藤女流の玉が157手▲5六玉と四段目に上がり、入玉も見えてきたその時、棋譜コメントには△4四金で後手勝勢と言わんばかりの力強い表現!(リアルタイムで観ている時は、そう見えた)

そして158手、里見倉敷藤花が指したのは、△4四金打のタダ捨て!

「おー」という感じで、なんだか、とても感動しました。(激指はタダ捨てではない△3四金を示していたが、タダ捨ての△4四金の方が明らかに決め手という感じでカッコいい)

そこからは、ハッキリと後手勝勢ムードとなり、里見倉敷藤花の勝利に収束。

どちらが勝つかわからなかった、ドキドキした、素晴らしい一局だったと思います。

本局を見て、やはり、伊藤女流が最強の挑戦者だとも思いました。


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