第67回NHK杯(中村九段vs三浦九段)の感想 - 将棋のブログ

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第67回NHK杯(中村九段vs三浦九段)の感想

12月17日に第67回NHK杯3回戦(中村修九段vs三浦弘行九段)が放送されました。

棋譜は下記の公式サイトでご覧下さい。(月曜日に更新されます)

NHK杯テレビ将棋トーナメント


<感想>
本局は将棋界花の55年組の一人である中村修九段(不思議流)と、羽生七冠王(1996年当時)からタイトルを奪取したことでも知られる三浦弘行九段(みうみう)との対局。

本局は中村九段が先手で、先手は雁木模様、後手は左美濃から矢倉、そして三浦九段得意のトーチカに進展しました。

ただし、22手の局面における先手陣は、解説の塚田九段によると右銀が4七に居るため雁木ではなくツノ銀とのこと。(右銀が5七に居ないと雁木とは呼ばないらしく、その解説にこだわりが感じられました)

序盤から残り時間にやや差が付いていて、三浦九段は56手で初めて考慮時間を使い、直前(54手)に5八に振った飛車を8筋に戻して△8二飛。

それを見た中村九段は6回目の考慮時間を使い、機は熟したと見たのか、▲7五歩(57手)と開戦。三浦九段は相手の手には乗らず58手△9五歩と相手玉が居る筋で反撃。

66手△98歩打の王手を見た時、解説の塚田九段が「あれ?」と驚きの声を上げました。

その手を見て8回目の考慮時間を使う中村九段。玉をどう動かしても次に馬を作られながら銀か飛車を取られる、三浦九段の3手一組の好手でした。

「うっかりしましたね」「ちょっと、これは効きましたよ」と解説の塚田九段。どうやら、そこからは三浦九段優勢。

しかし、そこは受ける青春の中村九段。三浦九段の攻めは続くのですが、決め手を与えない不思議流の指しまわしで(例えば99手▲6七桂)、対局は長引き、逆転もありそうな雰囲気になっていたと思います。

それでも三浦九段の後手陣は堅く、両者、攻防の手の応酬が続いたものの、逆転が起こることはなく、150手で三浦九段が勝利。三浦九段はベスト8に進出。

両対局者の棋風が盤上に現れていた一局だったと思います。


<コンピュータの形勢判断>
第67回NHK杯3回戦第4局 形勢評価グラフ
※青色は激指定跡道場4七段+、赤色は平成将棋合戦ぽんぽこ
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。

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