第67期王将戦七番勝負第2局の感想 - 将棋のブログ

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第67期王将戦七番勝負第2局の感想

1月27日・28日に行われた第67期王将戦七番勝負第2局(久保利明王将vs豊島将之八段)は、104手で久保利明王将が勝ちました。これで七番勝負は1勝1敗のタイ。第3局は2月3日(土)・4日(日)に栃木県大田原市で行われます。

棋譜:王将戦(毎日新聞)

昼食:2日目 両対局者の昼食(王将戦中継ブログ)

談話:終局直後(王将戦中継ブログ)


<感想>
▲四枚穴熊(豊島八段)vs△四間飛車(久保王将)となった本局。

久保王将の封じ手(60手)は端攻め開始の△9六歩でした。

△5四銀という渋い候補手もありましたが、本譜の△9六歩の方が駒は取られる直前が働くという棋理にかなっていて、もともと8五の桂は端攻めをするために跳ねていて、やっぱり駒の流れというものがあるのだと、勝手に納得した次第。

ところで、豊島八段は終局後に封じ手の数手前に桂馬を取られてからまずくなった旨を話しています。

コンピュータも桂馬を取られる数手前に先手が大きく評価値を落としているのですが、2日目に入ってからの勝負手と解説されていた69手▲2五飛~71手▲4五飛を敗着だと指摘しています。

しかし、もうそこは並みの指し手では先手が勝てない状況になっていて、流れを変えた初日の桂馬を取られる数手前に敗着はあったとするのが正しい見方なのだろうと思いました。

棋譜コメントではずっと、久保王将優勢又は勝勢になっていたのですが、最後は勝負形にはなっていて、正確に寄せた側も、勝負形に持ち込んだ側も本当に強いと思うし、序盤のわずかな差がそのまま勝敗に直結するプロって本当にすごいんだと思いました。

まず最初の急所の偶数局をとったのは久保王将。1勝1敗となり、観る側としてはより一層おもしろくなってきました。

<コンピュータの形勢判断>
第67期王将戦第2局 形勢評価グラフ
※青色は激指定跡道場4七段+、赤色は平成将棋合戦ぽんぽこ
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。

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