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第43期棋王戦五番勝負第1局の感想

2月12日行われた第43期棋王戦五番勝負第1局(渡辺明棋王vs永瀬拓矢七段)は、189手渡辺明棋王が勝利しました。

第2局は2月24日(土)に石川県金沢市で行われます。

棋譜:第43期棋王戦五番勝負 第1局(日本将棋連盟)

談話:終局直後(棋王戦中継plus)

昼食:両対局者の昼食(棋王戦中継plus)


<感想>
戦型は先手の渡辺棋王が矢倉、後手の永瀬七段が雁木。最近、流行っている戦型。

中盤は渡辺棋王が堅く囲う、渡辺棋王らしい将棋になっていました。しかも玉周辺を一方的に渡辺棋王が攻める展開になり、16時頃の85手▲4四歩打が入った時には、渡辺棋王が勝ちそうな雰囲気になっていたと思います。

しかしその後、永瀬七段の強靭な粘りが出て、入玉できそうな形になり、なんでここまで粘れるのかと誰もが思いたくなる、ものすごいことになってました。

実際、渡辺棋王が寄せ間違ったというわけでもなく、両者が正確に指すと将棋はここまで手数が伸びるものだと感心したくなるほど、すごい状況になっていたと思います。

折れることなく粘っていた永瀬七段もすごいし、最後まで逆転を許さなかった渡辺棋王もさすがでした。

最後は渡辺棋王が自陣で、永瀬七段の後手玉を詰まして189手で勝利。

永瀬七段の粘りが話題になりそうな一局でしたが、終始ペースを握り続けた渡辺棋王は、やはり強いと改めてそう思いました。

五番勝負は渡辺棋王が一つリード。渡辺棋王が有利な流れになったのは間違いないですが、まだ始まったばかり。第2局でさらに大きく流れが傾くのか、それともタイに戻せるのか、今シリーズのポイントになりそうな第2局は全将棋ファン必見。


<コンピュータの形勢判断>
第43期棋王戦第1局 形勢評価グラフ
※青色は激指定跡道場4七段+、赤色は平成将棋合戦ぽんぽこ
※コンピュータの判断が正しいわけではありません。

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